EPPS性格検査
- Edwards,A.L.が考案した。
- AとBの対の分のどちらかを選ぶ強制選択法により、社会的望ましさに対する回答の歪みを調整し、15の性格特性を測るもの。15の性格特性は、Murray,H.A.の欲求表に基づき作成された。
- 225項目
- 人間の基本的欲求をもとに性格特性を測れるものとして、学生相談や職業相談に用いられる。
SDS(自己評価式抑うつ性尺度)
- Zung,W.W.K.が考案した。
- 2項目の主感情、8項目の生理的随伴症状、10項目の心理的随伴症状からなる。
- 20項目
- 項目数が少なく簡単に実施できるため、医療機関や学生相談等の初回に用いられることが多い。
BDI(ベック抑うつ尺度)
- Beck,A.Tが考案した。
- 21項目
- 最近の1週間における抑うつの重症度を測定するもの。
MAS(顕在性不安尺度)
- Taylor,J.A.が考案した。
- 不安尺度50項目、虚偽尺度15項目から構成される。
- 65項目
- MMPIから不安に関する質問項目を抽出して作成された。
STAI(状態ー特性不安検査)
- Spielberger,C.D.が考案した。
- 状態不安(一時的な情動反応)20項目と、特性不安(不安な態度)20項目から構成される。
- 40項目
- MASが測定できる不安が特性不安であることに対し、STAIは状態不安と特性不安の両方を測定できる。
CMI健康調査票
- Brodman,K.らが考案した。
- 身体的項目として12区分、精神的項目として6区分から構成される。
- 原版は195項目だが、日本版は男子16項目、女子18項目が追加されている。
- 神経症を判別できる。
- 心身両面の症状に関する質問により、精神科や内科、耳鼻科等の医療臨床各科に応用できる。