災害時の支援
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災害時のストレス反応
- 突然の災害は、様様なストレス反応を引き起こす。初期の反応は通常起こりうる反応である場合が多いが、持続することで重篤化する危険性がある。
- 災害直後の反応過程として、茫然自失期、ハネムーン期、幻滅期の3つがある。
- 強いストレス反応が1ヶ月の間継続した状態を急性ストレス障害(ASD)1ヶ月以上継続している状態を心的外傷後ストレス障害(PTSD)という。
心理的応急処置(PFA)
- 心理的応急処置とは、WHOが作成した災害直後の心理支援に関する支援者の基本姿勢をマニュアル化したもの。
- 災害直後に適切なサポートを提供することで、ストレス反応の重篤化を防ぐ。
- PFAは専門家しかしかできないものではない、専門家が行うカウンセリングではない、心理的デブリーフィングでhないとされる。
こころのケアチーム、災害派遣精神医療チーム
- 災害時の支援における混乱の学びから、災害救助法に基づき、被災都道府県からの要請に応じて、厚生労働省がこころのケアチームを避難所に派遣するようになった。
- その後国として具体的な活動要領を定め、災害派遣精神医療チーム(DPAT)が策定された。
- DPATの特徴としては、構成メンバーに精神科医師や看護師が含まれていること、災害発生後48時間以内に被災地で活動する先遣隊を定義している。