般化と弁別

  • 条件づけも多様な状況によって、効果が広がったり狭まったりする。
  • 般化とは条件刺激とにた刺激にも条件反応が起こるようになり、条件づけの効果が広がること。
  • 弁別とは類似した条件刺激の中から手続きを変えることで、特定の刺激だけに条件反応が起こるようになること。
  • 実験神経症とは、弁別の困難度を増やしていくと、簡単な課題もできなくなること。

馴化と脱馴化

  • 刺激を繰り返すことにより生じる現象。
  • 馴化とは同一の刺激を繰り返し経験すると、その刺激に対する反応が弱まること。
  • 脱馴化とは、馴化刺激とは別の刺激によって、馴化した反応が回復する現象。

逃避学習と回避学習

  • 逃避学習は、嫌悪刺激→特定の行動→嫌悪刺激の除去→特定の行動頻度が増加というプロセスを経て学習することである。
  • 回避学習とは、嫌悪刺激を予告する条件刺激→特定の行動→嫌悪刺激の回避→特定の行動頻度が増加というプロセスを経て学習すること。
  • ある学習経験が別の運動を促進することがあり、これを転移という。多くは正の転移であり、似た行動の経験がのちの学習の基礎になることが多い。

公認心理師試験のポイント

  • 例を出された際に、その現象はなんであるか、答えられるように理解しておこう。