ワークライフ

キャリア

  • キャリアという言葉は、①職業上の地位の上昇②人が経験した仕事の系列③職業に限らない生活を通じた役割など、様々な意味として用いられる。
  • 40代は中年の危機と呼ばれ、壁にぶつかりやすく乗り越えるのは容易ではない。キャリアプラトーに陥る可能性もある。
  • Super,D,Eはライフキャリアレインボーの理論において、キャリアは職業ではなく、キャリアを人生のある年齢や場面の様々な役割の組み合わせと定義した。

Scheinのキャリア理論

  • Schein,E.H.は個人のキャリア形成は、組織と個人の相互作用の中で行われており、外的キャリアと内的キャリアの2つの軸からキャリアをとらえるとした。
  • 組織や環境の影響によらない仕事への自己イメージをキャリアアンカーと呼び、①専門職コンピテンス、②全般管理コンピテンス、③自立・独立④保障・安定、⑤起業家的創造性、⑥奉仕・社会献身、⑦純粋な挑戦、⑧生活様式の8つに分類した。

ワークライフバランス

  • 近年では、仕事と生活の調和憲章や仕事と生活の調和推進のための行動指針などに基づいた取り組みが推進されている。
  • 憲章が示す、仕事と生活の調和が実現した社会の姿として、①就労による経済的自立が可能な社会②健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会③多様な働き方・生き方が選択できる社会 が示されてる。
  • これらの実現に向けて、数値目標が設定されている。多様な働き方の実現を目指した法改正が行われている。

働き方改革関連法

  • 働き方改革関連法は2018.6に成立。雇用対策法、労働基準法。労働時間等設定改善法、労働安全衛生法、じん肺法、パートタイム労働法、労働契約法、労働者派遣法の労働法の改正を行う法律である。
  • 労働外時間の上限を月45時間・年360時間を原則とし、特別な事情の場合、年720時間・単月100時間未満、複数月の平均80時間を限度とし、1年に5日間の年次有給休暇の取得を企業に義務付けた。

試験対策

  • キャリア理論の考え方を理解しておくこと。
  • ワークライフバランスの考え方を理解しておくこと。